社会福祉法人会計基準の改正④ -事業活動収支計算書の変更-

「(新)社会福祉法人会計基準」により、これまでの「事業活動収支計算書」は、「事業活動計算書」と呼ばれるようになります。
事業活動計算書で使用される勘定科目は、「収入」「支出」ではなく、「収益」「費用」に統一されました。
従って、全ての勘定科目が「○○収益」「××費用(××費、××損)」のような形で表示されます。
また、区分の名称が変更になります。
変更の前と後の区分を比較してまとめると以下のようになります。

事業活動計算書は、「資金の収支」ではなく、あくまで「損益」を表示するものであることを明確にするために、このような表示の変更が行われました。
(タイトルから「収支」の文字が無くなったのもこのためです。)
ただし、会計処理の方法にこれまでと大きな違いは生じません。
また、主な表示内容の変更としては、「××区分間繰入金収入・支出」の表示方法が、事業活動収支の部から特別増減の部に変更された点が挙げられます。
【参考】http://www.keieikyo.gr.jp/kaikei.html
