領収書は絶対に必要か?

「領収書がないと経費として認められませんよね?」
よく聞かれる質問です。
結論から言うと、経費とするために、領収書は絶対に必要というわけではありません。
領収書がなくても、支払の事実をきちんと証明できる場合には、経費とすることに問題はありません。
例えば、事務所や社宅などの家賃は毎月支払いを行いますが、一般的には領収書はもらわないことが多いと思います。
この場合でも、契約書等で契約が確認でき、通帳等で支払先を確認できれば経費とすることに全く問題ありません。
また、事業関連者に対して支払った香典やお祝い金なども通常は領収書をもらうことはないと思います。
このような場合は、一般的には葬儀や式典の案内等を証憑として保存することが多いようです。
金額は規定などで定められていればなおよいですが、合理的な額であればその案内等にメモ書きとして残す程度で特に問題ないと思われます。
要は事業のための経費をきちんと支払ったことが証明できればよいわけなので、工夫して資料を残すことが大切です。
なお、「領収書」は手書きの正式なものでなく、レシートでも問題はありません。
