消費税は5%じゃない!?

増税を控えなにかと話題にあがる消費税ですが、現在(増税前)の税率は何パーセントでしょうか?
実は正確に言うと消費税は5%ではありません。
厳密には消費税と呼ばれる税金は国に納める国税で、この税率は4%です。
残りの1%は地方消費税と呼ばれる地方税で構成されています。
従って、正確に記載すると、5%なのは「消費税等」であり、この等に該当する部分が地方消費税です。
消費税と地方消費税は、納税義務者(事業者)があわせていったん国に納付します。
国は地方消費税に該当する額を小売年間販売額、サービス業対個人事業収入額、人口、従業者数等の情報に基づいて地方に分配します。
また、現在は国税である消費税4%の内1.18%は、地方交付税として都道府県に分配されています。
最も身近な税である消費税は実は結構複雑な動きをしている税金なのです。
今後の消費税増税によって、税率が8%となった場合は、消費税率6.3%、地方消費税率1.7%、消費税率が10%となった場合には、消費税率7.8%、地方消費税率2.2%となる予定です。
少し計算しづらい率になってしまいます。
