「審査結果のお知らせ」は消費貸借契約書?

東京スター銀行が、国税局の税務調査で印紙税の納付漏れを指摘されました。
同行は、住宅ローンの申込者に対して、審査終了後「審査結果のお知らせ」という文書を送付していましたが、これについては契約手続きの案内文書にすぎないため印紙は不要と判断していました。
しかし、国税局は内容に融資の承認などが記載されており課税文書(消費貸借契約書)に該当すると判断しました。
同行は見解の相違としながらも、追徴税額も含め約2億3,500万円を納付しています。
印紙税は課税文書に該当するかどうかの判断が難しく、調査で指摘されることが多い税金です。
また、電子化された文書には課税されないのに、同じものを紙で作成したら課税されるなど、不合理な点もよく指摘されています。
印紙税の廃止を求める声も少なくはなく、今後の動向が注目されます。
