税務調査対応 工場・作業場の視察


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税務調査の対応をしていると、工場や作業場の視察をさせてほしいと言われることがあります。
現場を視察することで、事業の概要を把握することが一つの目的ですが、これで終わってしまっては単なる工場見学です。
現場視察の真意は以下のような項目のチェックを行うことにあります。


①固定資産の稼働状況を確認する
工場を保有している場合には、固定資産の額も多額になることが多くなると考えられます。
また、固定資産関連の処理は見解の相違の生じやすい項目でもありますので、一つ大きなテーマとなってきます。
そこで、現場の視察をすることで、会計上計上されている個々の資産や規模感が実際の設備と整合しているか、未稼働の設備は無いか(事業の用に供していなければ減価償却できません。)等のチェックを行っています。


②棚卸資産の状況を確認する
棚卸資産の計上額は、税務調査においても重要チェック項目です。
工場においては、完成した製品のみならず、製造途中の仕掛品も存在することから、これらの棚卸資産がどのタイミングで把握され、計上されるのか等のチェックを行っています。


③作業くずの発生状況を確認する。
製造過程で作業くず(プレス加工工場で発生する鉄くずや、精米工場で発生する米ぬか等)が発生することがありますが、この作業くずには価値があり売却可能な場合があります。
この作業くずに関する売上高が計上されていなかったり、従業員が横流しをしていたり、等の事例が発見されることは少なくありません。
従って、作業くずの発生のする行程があるかどうか、ある場合はどのようなものが発生しているか等のチェックを行っています。


その他、調査官によってはより多くの視点をもち視察を行い、多くのことに気づく人もいます。(単なる工場見学で終わってしまっていると思われる人もいますが。)


上記に挙げた3点に関しては日頃からしっかりと管理を行い、きちんと説明できるようにしておくことが望まれます。




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