社会保険料控除は最も所得の高い人が受けるとお得

所得税の計算上、支払った社会保険料(国民年金保険料や、国民健康保険料など)は社会保険料控除として、所得から差し引くことができます。
この社会保険料控除にあたって、生計を一にする配偶者その他の親族の分の社会保険料を支払った場合には、その金額もまとめて支払った人が社会保険料控除を受けることができます。
従って、原則、家族の中で最も所得の高い人が生計を一にする他の家族の分までまとめて社会保険料を支払い、社会保険料控除を受けるのがもっともお得な方法になります。
(所得税は累進課税なので、所得の高い人ほど控除により減少する税金は多くなります。)
ただし、年金から特別徴収(天引き)されている、介護保険料や後期高齢者医療制度の保険料については、その保険料を支払った者は年金の受給者自身であるため、その年金の受給者に社会保険料控除が適用されます。
生計を一にする他の親族の社会保険料控除とすることはできませんので、注意が必要です。
【参考】http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1130_qa.htm
